創設者の近江達先生が少年サッカーの指導を始めたのは日本のサッカー界のみならずスポーツに対して思うことがあり、それを実践したいという『強い想い』と開成小学校で子供たちにスポーツをする機会を与えたいと考えていた児島先生がつながったことに始まります。
その『強い想い』を書き綴ったものを『サッカーノート』として1972年に自費出版されました。その内容は当時の日本のサッカー指導現場にはない練習方法が紹介されており多くの指導者に影響を与えました。
多くの指導者からサッカーノートのコピーを求められた私は面倒くささもあって『増刷しませんか?』と近江先生に相談したところ『あれはもう内容が古いから書き直したものを出版して』と言われてサッカーノート出版から20年後の1992年に出版したものが『日本サッカーにルネサンスは起こるか?』です。
その後枚方FCのウェブサイトで毎月コラム的に書かれたものを取りまとめたのがサッカーノートⅡとなり、これが枚方FCの指導のバイブル的なものです。
枚方FCのすべての指導者がこれを熟読して『近江先生の想い』を受け継いで指導に活かしているとは思いませんがクラブとしての考えの柱となっています。若い指導者は元となる考え方を理解するより先に解答を求めがちですが是非読み直して答えなき解答を自分で見つけて欲しいです。
2024.7.30
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