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執筆者の写真Yoshito MIYAKAWA

試合での選手起用について(VOL.2)

枚方フットボールクラブはセレクションをしないクラブです。『ウチの指導に値する選手だけを選別する』みたいなことは絶対ありません。来る者は拒まず、去る者はちょっとだけ追う感じです。

従いウチの門をたたいてくれた選手に対してクラブは運動能力、体格に関係なくそれぞれのレベルに応じてステップアップさせてあげてサッカーを好きにさせてあげる義務があり、選手には幸せにサッカーさせてもらう権利があります。


試合の出場機会は平等ではなく公平に与えること、公式戦では交代枠上限まで使うことを基本方針としていますが、ここらへんが指導者、選手、保護者で理解にちょっと温度差があったりします。


試合に行けば同じ時間のプレー機会を与えるものではありません。練習サボったり真面目に取り組んでなくても試合には出られる、というものではありません。


勝ちを放棄しているわけではありません。今いるメンバーでベストを尽くして勝つことを目指すものです。負けてもよい試合、局面はひとつもありません。


表現が良くないですが運動能力偏差値、30~70くらいの選手が混在しています。

『現時点で』運動能力、体格が劣る選手もいますがたまたま今他の選手と比較して劣るだけかもしれません。偏差値30の選手も試合に出てくるわけですからその選手の40,50に引き上げることがチーム全体では今後の試合に勝つためには重要です。


年齢があがっていくと競技性が増してきますので段階的に出場機会は偏ってきますがセカンドチームでのプレー機会を確保しながらファーストチームへ上がっていけるような指導へ移っていきます。


そんなこんなで、わかっていながらも若いスタッフは点差と睨めっこしながら交代のタイミングに悩んだりします。その試合で結果的に出場機会があたえられなくても1年を通じて案配できるように、スタッフも選手と一緒に成長してほしいと願っています。


2024.8.15




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