top of page
執筆者の写真Yoshito MIYAKAWA

負けて泣く(VOL.11)

3年前に取材を受けてコメントした記事です。

サッカーだけでなく学校、職場、地域といった社会、コミュニティの中で生きていく中で人それぞれの居場所、立ち位置が存在します。より高い位置を目指すこと、たとえば上の学年で出場機会を得る、組織の中でリーダーとなれるポジションとなる(会社で言えば出世、昇進)ことで居心地の良い場所が見つかるのか?

このインタビューで言いたかったことは、『子どもの頃は(少なくとも中学生年代まで)同じ年齢の仲間の中でその年齢でしかできないことを通じて自分の居心地の良い場所を探してほしい』ということで、決して上昇志向を否定するものではありません。


当時の久保選手は幼少期から『サッカーが』上手いが故に上の学年での活動、試合出場の機会を得てチームの中心というよりもコマとして起用されていたような気がします。初めて(かどうかわかりませんが)自分が中心となったチームでオリンピックの試合で負けて責任感と悔しさを同時に体感したことと思いました。それって本来幼少期から年齢なりに経験重ねていくことですがそれがなかったのでは。あくまでも私見ですのでツッコミなしてお願いします!


記事にあります通り、枚方FCでは、小中学生年代では学年単位の活動を大事にし、その学年でできることを最大限引き上げる指導をしていますので原則的に飛び級(上の学年でプレーする)を控えています。理由は以下の三つです。


1)    その選手を使うことで上級生の出場機会が減る。

2)    指導者が勝つことを優先する気持ちになりがち。

3)    上の学年に何人か抜かれた下の学年のモチベーションが下がる。


来年も新しい仲間を迎えて中学生としての活動を開始します。勝ち負けももちろん大事ですがサッカーや仲間を通じて中学生でしかできない経験の場を用意して子供から大人への階段を上っていく年代の選手を応援していきたく思います。こんな枚方FCですがよろしくお願いします。新しい仲間、大歓迎!



2024.12.8

閲覧数:111回0件のコメント

最新記事

すべて表示

準優勝がちょうどよい?(VOL.9)

ひと昔前はノックアウト方式の勝ち抜き戦しかなかったので公式戦が年に2-3試合のチームもたくさんありました。最近はすべてのカテゴリーでリーグ戦を中心とした公式戦が整備され、年間20試合以上は体験できるようになりました。セカンドチームをエントリーすれば全員これだけの試合を経験で...

Comments


bottom of page